整体学校を選ぶためにはいくつものチェック項目がありますが、最も重要なのは「先生の見極め」です。なぜなら整体学校で教える先生の中で、本当に学ぶべき価値ある先生はごくわずかしかいない、からです。
こう聞くと「え？学校の先生するくらいだから、ちゃんと実績も実力もある人じゃないの？」と意外に思うかもしれません。しかしほとんどの整体学校は優秀な整体師を招くことができません。そこにはこういう理由があるのです。
「本当に実績も実力もある先生は、ファン（自分のお客さん）が沢山ついているから、学校で教えるヒマがない」
残念ながらこれが現実なのです。まだまだ整体業界は歴史が浅いので、優秀な先生を学校に大量に割くほどの余裕がないのですね。
もう70歳とか80歳で引退して整体の先生をしている人なら話は別かも知れませんが（単に歳をとっているだけという可能性もありますが）、働き盛りの年齢でずっと整体学校に常駐しているような先生、しょっちゅう学校に顔を出せる先生は「ファンが付いていない」先生の可能性が高いと言えます。そのような先生から学ぶ技術がどれだけ現場で通用するか疑問です。
チェックポイントとしては
・先生自身も整体師としてファンが沢山ついて忙しく仕事をしている
・現場経験が充分にある（最低でも10年以上）
・（本人じゃなく）周りの人たちがその技術を認めている
少なくともこの3点は確認しないと、貴重な学費と時間が無駄になってしまうかもしれません。
なお整体学校は当然ながら「当校の先生はすばらしい」としか言いませんから、参考程度に考えて「うのみ」にしてはいけませんね。ネットなどで先生の情報を集めたり、可能ならば先生の整体を受けに行ったりすることもおすすめの方法です。
先生選びは本当に大事で、「その後の整体師人生を決める」と言っても過言ではないでしょう。ここで間違うと卒業後もずっと苦労することになりますから、できるだけリサーチした方が良いですね。
では次は｢整体学校の選び方⑤どんな技術を習うべきか｣です。
